プログラムのねらい

 自然破壊や汚染が深刻化する中で、市民による自然保護に向けた関与はますます重要となります。しかしながら、一口に自然保護と言っても、それをどうとらえ、何を大切に守るかの意見や価値観は人により、また置かれている立場により多様です。そこで本プログラムは、情報収集や討議を通じて自然保護に関する認識を深め、市民として自然保護にどう関与するかを考え合うことをねらいとしました。

プログラム作成の視点

 1.具体的な話題(外来種:アライグマ)を導入として、自然保護について広く考える流れにしました。
 2.導入ではクイズを用い、楽しくアライグマの形態や生態を学べるようにしました。
 3.大阪府の実態や施策に関する情報を含めました。
 4.討論による意見交換を行い、多様な意見や価値観を学び合えるようにしました。
 5.自然保護に関する概念や用語を改めて学ぶための資料を含めました。
 6.本プログラムを実施した事例(評価や感想)を紹介しています。

対象者

 自然保護や環境問題に関心あるNGO関係者や市民を対象とし、自然保護を考え合う教材として活用して下さい。
 内容を平易にアレンジすれば、子ども達を対象に学校などでも使用することができます。
 大阪府の情報資料を含めていますが大阪府民に限らず、他地域の情報を適宜加味すれば様々な地域で広く使用していただけます。

プログラムの流れ(概要)

 1.オリエンテーション(5分)・・・趣旨と流れを知る。
 2.外来種問題を学ぶ(10分)・・・外来種とは?、問題と対応の動向を知る。
 3.アライグマについて学ぶ(20分)・・・クイズ形式でアライグマの生態を知る。
 4.アライグマがいて委員会(45分)・・・アライグマ問題についてグループ討論
 5.大阪府における取り組み(5分)・・・大阪府における実態や施策を知る。
 6.自然保護と市民(15分)・・・各グループの発表と全体討議
 7.自然保護について学ぶ(15分)・・・自然保護に関する用語や思想を学ぶ。
 8.ふりかえり(5分)・・・学習のふりかえり
  所要時間120分(時間は目安です。)

プログラムのダウンロード

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 (pdf版)
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フィードバックのお願い

 プログラムを発展させるため、ご使用になった感想や意見、プログラムを修正してご使用になった場合は修正点などをぜひLINCSまでお知らせください。



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